スマイル治療院の ブログ
2020年7月18日(土)東洋医学における人体の考え方㉜
今回は膀胱と三焦についてお伝えしていきます
● 膀胱 ●
膀胱とはいわゆる尿をためる袋である
下腹部前方に位置する
< 働き >
① 肺・脾・腎・三焦が協力して働く
4つの臓器が一緒になって働く事により
人体内に取り入れられた水分を全身に巡らせる
② 気化作用
全身を巡った水分は気化作用により膀胱に集め貯えられ
やがて尿となって排泄される
< 症状 >
膀胱の状態は排尿の機能に現れ
不調になると水液を集めることや
集めた水液を排出する事の異常として
以下の様な症状が発生する
● 小腹(下腹)の腫れや痛み
● 小便閉
● 遺溺などの症状をもたらす
※ 遺溺とは(いにょう)と読み、尿の失禁・夜尿・睡眠時意識のない尿を指す
● 三焦 ●
三焦は特定の器官を指すのではなく
飲食物を消化吸収し、これから得られた
気血津液を全身に配布し、水分代謝を円滑に行わせる
一連の機能をさし上焦・中焦・下焦に分けられる
三焦は古くは水液の通路としての役割
すなわち上焦・中焦・下焦と分けた時の
下焦の働きに認識されていて、現在の尿路を指した様である
後に飲食物の消化・伝送・排泄・吸収・分化した
気血津液の調整機能が、他の五臓六腑だけでは説明しきれず
三焦に求め有られた
続)
2020年7月10日(金)東洋医学における人体の考え方㉛
五臓六腑の「六腑」の中から、胆と胃について
ご説明しました
今回は「小腸」と「大腸」についてお伝えしていきます
● 小腸 ●
腸は長く伸びたはらわたを意味するが
細い部分が小腸
太い部分が大腸
というように区分する
小腸の始まりは胃と繋がる
この連なる部分の事を「幽門」と呼ぶ
下は大腸と連なり、小腸と大腸の連なる所を
「蘭門」(らんもん)と呼ぶ
< 働き >
① 胃から送られてきた糟粕(飲食物のかす)を受け取る
② 糟粕を水分と固形分に分ける
③ 水分 → 前の膀胱に滲み
固形分→ 後ろの大腸に送られる
小腸の動きが不調になると、これらの分別が不十分なまま
大腸に送られ、下腹部痛や下痢などの原因となる
● 大腸 ●
大腸は上は「蘭門」に連なり
下は直腸に連なる
直腸の下端は「肛門」
である
肛門の別名を「魄門はくもん」と呼ぶ
< 働き >
① 小腸から送られてきた糟粕を転送しながら変化させる
② 糞便として肛門から排泄する
大腸の働きが正常であれば、便通も正常であるが
不調になると糞に化したり、排出の異常として現れ
腹鳴・下痢・便秘などの症状をもたらす
2020年7月3日(金)7月定休日のお知らせ
記事履歴
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2020年7月18日(土)東洋医学における人体の考え方㉜
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